高畑耕治の詩


びおん




好き
なにもかも
ダイキライ

でも
キレイ

その
感情だけで
生きて
ゆく

どうして?

痛みに
濁り凍え果て
悲しみに
流されつづけ
あふれやまない涙の

体温に

溶かされ
いつか
澄みたい

その
幻のかなた

ひろがりつづける
みえもしない
美に生きて

逝く





「 びおん 」( 了 )

TOPページへ

新しい詩
目次へ

サイトマップへ

© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.
inserted by FC2 system