夕暮れ西の空
話しあっていた
金色の星
ふたつ
まばたき
ふたり
よこがお
ふりむけわたしにも
話しかけてくれたから
暗い夜空このこころさえ
ときめき輝きはじめ
恋するよう
線描も色彩塗り絵も
できないこの宇宙時空
黒グロくるしい夜にも
あああかるくほんのり
絵本あの
闇空あの
星たちと
描きたい
ああ愛ないのか
なんて星みたいに
悲しげに
ぽつり
でも
きれいに
なに色ともない
音符の
絵の具
落としたい
彼方の宇宙に
あなたの
どこにもみえない夜には
きれいな色彩を
もっと
浮かびあが
ラセラレル
のに たりない
のは
闇 でしょうか
光 でしょうか
それとも
静けさ
汚濁をあらいながそうと
せめてけんめいに
つとめる
心 かも
星色ほんとうは
研ぎ澄まされ鋭く
凍り尖り寒く痛く
傷つける
けれどどこにも
人
みつけられないとき
星色どうして
瞳に
肌色
病んでいようがなかろうが
闇に病んだ世界この
夜宇宙にどうして
咲いてきた
咲いている
うつつ
うつろ
儚く
美
絶望テキ闇にまばゆく
めくらめく
星のひかり
せせらぎ
瞬き
まるで指のコビト恋人の
ぴあの流星群
眠れぬ夜のための
星の音色の
夜想
曲
世界は非情
宇宙は反
美
なんのイミもなく
芸術
魂
たしかにいまもいつも
これからも
あると
銀河の泉にふきこぼれる
しぶき、しずく。
淡あわしい
一枚の
絵
あやうさに花の咲く
あなたにあいにゆく