高畑耕治の詩


自由律




気まぐれな一人旅を
放浪
もうできそうになくても
心だけは
ゆく
どこへなりとも
手のなるほうへ惹かれるがまま
道はあってもなくても
導かれ星あおぎ
望むがまま
わがまま


自由律、放浪
やむにやまれずあくがれ
さまようがまま

はぐくまれつづけた
定型、故郷とおく
なつかしみ

不良児と
してしか
生きられず
ありえなかった

かなしみ
こめて





「 自由律 」( 了 )

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