高畑耕治の詩


忘れへん



ひとをたいせつに
せえへんかったら
( シナイナラ )
おもえへんのやら
( オモエナイナラ )

ほんま
しょうもない
( サイテイダ )

ええ友だちやて
わかった

あいつは
おまえそれでええんか
( オマエハソレデホントウニイイノカ )
どないすんねんと
( オマエトオレハドウシタライインダロウト )

じぶんのことにしらんまに
( イツノマニカドウシヨウモナク )
なってもて
( ナッテシマウシカドウシヨウモナクテ )
ほんきでおこって
なやんでくれた

たいせつなのはたぶん
たあいないこと

わすれようもないのはたぶん
あいつのくだらないあの
( アイツノナニモノニモカエルコトナンテデキナイアノ )
あつい
きもち

宇宙はいつかたぶん
消えるかも
わからへんけど

おまえのあの顔は

忘れへん
( イツマデモドンナコトガアロウトケシテ

ワスレナイ )





「 忘れへん 」( 了 )

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