高畑耕治の詩


秋を航る



こころも彩られますように
木の葉とともに
この秋に も

コロナとじゃなく

木木の
木の葉の
虹と

ほら
こころ澄ませば

やまやまのしじま
カサコソいま色づく
葉むらの息吹

星星とかわす吐息

聴こえる

傷んでもこころは
焦がれさまよえる

舞い散り木の葉のように
星空さえ航れる




*読み 木の葉: このは。
 航れる: わたれる。



「 秋を航る 」( 了 )

TOPページへ

純心花
目次へ

サイトマップへ

© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.
inserted by FC2 system