茜色も沈む
底なし夜空の果てに
む音まぶしく
噛むような
砂金
星言葉さらさら
話しかけてくれますことには
「 すなおな言葉
そのコロナの星のうえきみはいつ
失くしたの?
ワスレタの?
好きな草花
愛おしいひとの歌
思い出せもしないの?
まだ息してるの? 」
遥かあなたからこぼれおちてくる光の
金色の砂粒
瞳の水たまりにうかべ
「 こころの肺の奥深く
ガラスの破片に
ササレキザマレ
息できず
苦しく痛くても
けんめいにけんきょに生かされている
ひとでわたしもさいごまであれますように 」
生き苦しくマスクしてイキを
吸って
吐いて