高畑耕治の詩


月のひかりの夜空に



輪廻があろうとなかろうと
草むらから星空にまでたちのぼる
あの美しい音色の
かさなりのみなもと

透明な羽根すりあわせる
あの姿を
あのコオロギは
ただいちどだけいま
生き
聞かせてくれてる

こころのみみ
澄ませること
ゆるされた月のひかりのこの夜

音楽の永遠の銀河の
滴としてともに





「 月のひかりの夜空に 」( 了 )

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