高畑耕治の詩


滴になる日



紫陽花色の季節には
溶かしだされ
細胞崩壊して雨水に
なれたらいいのに

汚水に混じり
流れ濾されていつか
澄みふるえる
ふくらみ
とうめいな
滴に

虹へ
のぼってゆける

空の果てのあなたを
さがしにゆける




*ふりがな 紫陽花色: あじさいいろ。濾され: こされ



「 滴になる日 」( 了 )

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