秋の夜空から 澄んだ声 あんまり呼んでくれるから 枯れ野原にたたずみ あくがれるばかりの貧しいこの 魂 さ迷いでてしまうのです すすきの花の穂 頬に触れ ( ゆび やわらかだった あのひとの ) 髪 なでられ なぐさめられ ( 優しかった ひと ) 夜空の黄金の瞳から あふれだして 涙つぶ 穂波に たたえられ いちめん ゆらめいて いつかどこかであなたと 生きた 悲しく かけがえのない 時を 泣いているのです
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