高畑耕治の詩
風の音(おと)
助けられ死なずに
生きていま
( 風の音に )
生きづらさの
( すだれうごかし )
ひとの花
ふるえることばを
反歌
秋の風ばかり吹きぬける
*ふりがな 風の音: かぜのおと
*本歌:
秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
( 古今集・藤原敏行 )
君待つとあが恋ひをればわが宿のすだれうごかし秋の風吹く
( 万葉集・額田王 )
「 風の音(おと) 」( 了 )
TOPページへ
純心花
目次へ
サイトマップへ
© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.