高畑耕治の詩


カタバミのこびと



うっすらうぶげにつつまれ
うすきみどりのつつやわらか
カタバミのさや

弾けちりゆびにふれてくれた
種のこびとたち

軽やかな飛翔
交じりあう曲線
線香花火の軌跡よう
瞬間まぶしくて

カタバミきみの
黄色ちいさな花のそば
こころのゆびも
子どもになって音楽を弾く





「 カタバミのこびと 」( 了 )

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