高畑耕治の詩


アジサイ



きづくことすらできずにいた
梅雨の湿りの訪れに

あざやかな紫
アジサイふいに
微笑んでくれたように

季節とともに
こころに
自然に

死の棘ではなく
詩の花
咲いてくれますように
いつも

ねがっています





「 アジサイ 」( 了 )

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