高畑耕治の詩


泥らしく、白い花と星と



宇宙の闇わけもわからず
無辺無限
でたらめに感じられても

ひかる

日本社会の闇あまりに
汚くうるさく
息苦しくても
こども
笑顔あどけなく

ひかる

泥池の
さざ波に揺れる
星かげ
そよ風に瞬く
純白の花を

わたしも泥だと自覚し
みあげ
憧れること

悔いと悲しみの汚濁水の
腐臭の暗闇によわく
沈んでゆきながらも
水面で結ばれた星と花を
水中に揺らめく茎を
泥底に張る細い根を
つつみ守りささえたいと

泥くさく
やわらかく
やさしく
生きること




*ふりがな 日本: にほん。水面: みなも。水中: すいちゅう。



「 泥らしく、白い花と星と 」( 了 )

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