高畑耕治の詩


銀河の、歌物語



 星のかな


きづくと銀河の渦の
絵巻物
生と死の星物語の
詞書き
黒と白の影絵
星座伝説

銀色しぶく天の川の
散らし書きの
かたすみに滴り
愛文字あわくかすれて
あなたとわたし

星風にさらされ
紙くずと散ればふたりを
銀河は愛しく
その腕で胸に乳房に
抱きあげてくださるでしょうか



 あの歌を


りんりんねんねん
子守歌を

ぐるぐるえいえん
まどいさまよう
あやまちの子どものこの
耳もとにも

りんりんねんねん
なつかしく
歌ってくださいますように




*ふりがな 詞書き:ことばがき。愛文字:かなもじ。星風:ほしかぜ。愛しく:かなしく。



「 銀河の、歌物語 」( 了 )

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