高畑耕治の詩


ゆめの



くよくよくよくよおもい悩むばかりのわたしは
ゆめをみましたゆめのなかで

この世は苦だ苦だ苦だ苦だと
イエスも仏陀もくりかえしくりかえし諭されるので

この世を苦に苦に苦に苦におもわずにいられないわたしは
苦しくとも救われたいゆめから目覚めたいと

しくしくしくしく泣いてばかりおりました
ぼろぼろのみっともないわたしからさえ

しずくばかりはしずかに
ぽろぽろほろほろ
ちいさなまあるいお月さまをいくつもいくつも宿して

ちっぽけなわたしの苦しみをさへ見捨てず
ゆめのあなたへと
いざなってくださるのでした





「 ゆめの 」( 了 )

TOPページへ

虹:新しい詩
目次へ

サイトマップへ

© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.
inserted by FC2 system