高畑耕治の詩






まどろむ想いの種子に
おどろき
ときめき
感動の
雨とひかりの精
ふりそそぐとき
詩はやどる

おもいつきだけ
ならべた文字は
まぶたとじたまま
みつめようとしても
ねむくなるだけ

肩書き撒き散らしても
乾いて土はかちこち
干からびるばかり

はじけるひかり
ふるえる雨粒のしめりに

芽吹きしずかにせつなげに
詩はそっと

瞳ひらく





「 瞳 」( 了 )

TOPページへ

純心花
目次へ

サイトマップへ

© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.
inserted by FC2 system