高畑耕治の詩


あお空のかたすみに



川面に映し残した
羽ばたきのすがたと
わかれ舞いあがるあの
おさなくうつくしい白鷺の子の
こころ染める世界のまばゆさを
けがさぬひとでせめてあれますように

あの子がむねにうけとめ
ききとる風の
ひとみにやどす景色の
できればかたすみに
あお空に咲くあの雲の花とともにやさしく
あれますように





「 あお空のかたすみに 」( 了 )

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